3/11(金)

PM:2:46

前々日も大きな地震だったし、昨日は地震で目が覚めたんだけど、まさかこんな事になろうとは...。
その時、仕事場にいて仕事をしていた。
......半端なかった。初めて経験するような大波の船のうえにいるような感覚、いやそれ以上の感覚。
初めて、死ぬんじゃないのかな。とおもった数分間。

外に出るまで500メートル弱。
走ったけど、前に足が進まなかった。
物が落ち、ぶつかりそうになりながらも、とにかく前に進んだ。途中で転びそうになった。怖かった。
数時間、外で待機して中にも入れず、余震も続いた。

やっとで危険を承知で会社の中を入った。
会社は無残な状態だった。水もれしてた。
グチャグチャになったロッカールーム。
着替えをして家に帰るしかなかった。泣きそうだった。

車を出して帰宅の地へ。カーラジオで情報を得る。
信号も止まっていた。長い行列が続いた。

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PM:4:59

やっとの思いで帰宅。幸いにも家の建物は無事。ちょっとこれには驚いたけど、ほっとした。
でも家の中はダメだった。

電気、ガスつながらず。もちろん固定電話も。ネットもダメ。
ケータイも使えず。
唯一、水道は止まってなかった。

もしものためにと 事前に用意はしていた懐中電灯とラジオが役に立った。
ローソクとかは日の元が怖いのでやめた。火気厳禁。)

外に出るのはどうかなと思ったけど、近くのスーパーとコンビニで電池、カイロ、食料を最小限に購入した。
丁度、ご近所さんにも遭遇したので避難所を再確認した。

並んでいたお客さんは意外にも冷静で行列でも苛立っている人もいなかった。

家に戻った頃には真っ暗闇に近い状態だった。

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PM:8:00〜

地元のFM局を聴いてカイロを貼って毛布を被って横になってみた。



けど、次の日の朝まで一睡も出来なかった。

翌朝まで余震は続いたままだった。

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