テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル 「点と線」 第一部  テレ朝

主演:ビートたけし
原作:松本清張
文化庁芸術祭参加作品

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昭和三十二年、春まだ寒い四月二十一日、福岡市の香椎海岸で若い男女の死体が発見された。男は産業建設省の課長補佐・佐山(大浦龍宇一)、女は東京の割烹料亭「小雪」の仲居・お時(原沙知絵)。所轄である博多東署の田中捜査係長(小林稔侍)は周囲の状況から情死と判断。しかし、ただ一人、定年間際のベテラン刑事・鳥飼重太郎(ビートたけし)だけが二人の死に疑問を持つ。
一方その頃、警視庁捜査二課は東京オリンピックに関連した産業建設省汚職疑惑を追っていた。この心中事件に注目した二課は、一人の若い刑事・三原紀一(高橋克典)を福岡に派遣する。捜査を進めていくうちに鳥飼は、死んだ二人を東京駅のホームで目撃したという安田辰郎(柳葉敏郎)の証言に妙な違和感を感じ、この事件の裏には何かが隠されていると確信。帰る三原の後を追い、独断で東京へと向かう。
東京駅で列車のダイヤを調べると、安田が佐山たちを目撃することが可能だったのは1日のうちたった4分間しかなかったことが判明する。あまりにも出来すぎた偶然…。
鳥飼と三原は安田に面会を求める。悠然とした態度で二人を迎える安田。産建省、大臣の原種臣(江守徹)、そして死んだお時との関係について質問する鳥飼たちだが、安田は当たり障りのない答を返すだけだった。
休む間もなく鳥飼は一人、夜行列車で秋田へと向かった。お時の実家を訪ねるためだ。「大事な一人娘を遺したまま、母である彼女が死んでいくものだろうか…」。その疑問を確かめるべく、お時の母・ハツ(市原悦子)に話を聞くと、お時がある男性と結婚する予定だったことを知る。一方、安田の妻・亮子(夏川結衣)を訪ねた三原は彼女が寄稿する同人誌から、安田と亮子が新婚旅行で香椎を訪れていた証拠をつかむ。
これで疑惑は確信へと変わった。いよいよ産建省へ乗り込む時だと、上司である笠井(橋爪功)たちとともに意気上がる三原。しかし、捜査課長の寺崎(名高達男)からいきなり捜査の中止命令が下る。いてもたってもいられない三原は単身、産建省開発局長・石田(竹中直人)に面会するが、安田と一緒に北海道へ行ったという確かなアリバイを提示され、がく然とする。
ふたたび安田と対峙する鳥飼と三原。だが、安田はおだやかな態度で自らのアリバイを朗々と語るだけだった。警視庁に戻り、すっかり意気消沈した三原の胸に、鳥飼の言葉が強烈に突き刺さる。「上がやめろと言ったら、あきらめるんですか。悪いヤツをつかまえて給料もらってるンでしょう…刑事は事件の真実を!」。そう叫んで三原を殴る鳥飼。たまらずつかみかかる三原。
はたして二人は真実にたどり着くことが出来るのだろうか


北野映画を観ている人にはキャスティング的にも十分に楽しめる配役だったのでは?
個人的にはワンシーンですが、高橋由美子さん(ドロップを差し出す女)や星野真里さん(さすが真里っぺ!!短いけどいい味出してました。)がたけしさんと絡んでいたのが印象的でした。