「鍵盤の皇帝」オスカー・ピーターソン氏が死去

補足:http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071225i403.htm?from
   

20世紀最高のジャズピアニストの一人で、「鍵盤(けんばん)の皇帝」と呼ばれたオスカー・ピーターソン氏が23日、カナダ・トロント郊外のミシソーガの自宅で死去した。82歳だった。
死因は腎不全。AP通信などが伝えた。
ピーターソン氏はモントリオール生まれ。独学でピアノを習得した父親の手ほどきでピアノとトランペットを学んだが、7歳の時、肺結核にかかり、ピアノに専念。24歳の時にニューヨークのカーネギーホールで行った演奏で一躍、名声を獲得。それ以降、欧米など世界中を演奏ツアーで回り、華々しい活躍を続けた。「ほとんどのピアニストは両手を使っても、彼の片手での演奏にもかなわないだろう」などといわれるほどの技巧を誇った。
特別功労賞を含めグラミー賞を8度受賞。1993年に脳梗塞(こうそく)で倒れ、左手が不自由になったが、1年で復帰し、演奏活動を続けた。地元カナダでは国民的英雄で、2005年には、存命中に記念切手が発行された初の民間人となった。

補足:http://listen.jp/store/musictopics_1728.htm

オスカー・ピーターソンは1925年8月25日、カナダのモントリオールに生まれ、カナダ国内で人気を集めた後、1940年代末に名ジャズ・プロデューサーのノーマン・グランツに見出されコンサート・シリーズ、JATP(ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック)に参加。1950年9月にニューヨークのカーネギーホールで行われたリサイタル公演における、超絶技巧の演奏で大反響を巻き起こした。以後“ザ・トリオ”と呼ばれた自身のトリオで活動を続け、完璧なテクニックとダイナミックな演奏で、大衆的な人気を博すなど、オスカーがジャズの世界に与えた影響の大きさは計り知れない。

1993年に脳梗塞で倒れるという悲劇に見舞われたが、リハビリを重ね、奇跡的に復帰。1999年には世界の文化/芸術に貢献した人たちを顕彰する、高松宮殿下記念世界文化賞の第11回【音楽部門】を受賞している。

非常に残念です。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。